2012年04月15日

ちょっと前の話題か

なにやら韓国で人買いが行われているらしい。
ターゲットは日本のそれなりの技術者。

程々の月給をリストラにおびえながら貰い、
残念にも早期退職に追いやられたか
定年後に顧問などの職を斡旋されず無職になる人たち。

その技術者を年俸5000万円とかで採用する。
日本品質を手に入れて世界競争力を上げたい
韓国企業にとっては高くない買い物だ。

この状況に対して怒りや憤りを覚える人たちがいる。
自分もその思いは少しある。
日本の競争力が相対的に下がるわけだし
国益という観点からも望ましくない。

だが、しかし!そもそも、と考えてみよう。
その人が外国なり他企業なりへ行ってしまって困るなら
金を出して自社に留めて置けば良いはずだ、その会社は。
それを惜しんで他社に人材を取られる結果を生むなら
それは選択の誤りとしか言いようが無いのでは?

しかも退職者やリストラに遭った人だから
昔暗躍したヘッドハンティングとは違い倫理的に問題はなさそう。
そして、その人の能力に見合ったお金を出して雇うという
韓国企業のやり方は世界的にみても正しいだろう。
また問題になりそうな点は会社の技術情報の持ち出しだが
これが実際に起こっていればもっと大騒ぎだろうから
大概が品質管理手法や人材育成などノウハウに絡む部分を
欲しがっていて、それを持つ日本の技術者を集めるのだろう。

ずいぶん前のブルーレーザー技術といい、先日のサンデル先生の講義でもあったが
どうも経営者やその他一般従業員は技術に対する対価を支払うことを軽んじている。
それが無くなったり他者に取られたら自社の存続が危うくなるものにさえも。
という気がしてならない。

開発なんて博打で、経営者はそのリスクを引き受けて投資し
あたればその果実を得る権利がある。
という部分は正しいと思う。
ま、売れたら儲かるしそれは業績だ。
だが、その果実の中には苦い部分もあって
完成した技術と技術者を自社の利益確保のためには
守る必要性が発生するわけだ。
技術自体を守秘義務や特許で守るのは前者の目的だ。
後者の目的達成のための努力を果たしていないところが多いのでは?
そしてその結果人材流出が起こるのは必然では?と思うわけだ。

んで、その後韓国企業との競争に負ければ、「仕方なし」じゃないか?


まあその言い訳として、開発者に報酬をだす余裕が無いとかを聞く。
そりゃそうだろう。無駄に支払っている人件費が多いのだ。
単なる事務方に始まり管理をしない管理者、高すぎる報酬の経営者。
市場経済に照らしたらもっと下がると思うぞ。

その分が技術屋へ割り食って落とされているかと思うと
技術屋にお金を出せない会社なんか潰れてしまえ、と本音が出る。
posted by あーりー at 00:49| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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